
ゴン太は、この春で亡くなって3年になるお義父さんにもとても可愛がってもらっていました。
古い家、今は再び借家になっている家、現在ズムさん家族と同居している家、と
引っ越しする度に
お義父さんにもゴン太ハウスもDIYをよくしてもらいました。
下の家(前に住んでいた家の通称)にいた頃は、畑や浜の合間に
散歩をしてもらったり、
お義父さんがポケットにしのばせてきたおやつをもらったりしていました。
いつも騒がしいゴン太も
そういう時には、黙って
おやつを待ち、静か~にいただくのです。
ゴン太に2度、ひどく噛まれてお義父さんの手がグローブみたいに腫れた時には、
処分しろって言われるかとヒヤヒヤしたのに
漁師の頃からの自分流の消毒をして
また、変わらず
散歩をしてくれました。
病院へのお見舞いに、
ゴン太が朝ごはんをもらういつもの騒ぎをムービーにおさめて持って行ったら
目を細めて優しく笑って見てくれました。
そんなゴン太を大事にしてくれたお義父さんの出棺の時
動物のカンで何か察知しているのか
…と、思いきや
小屋を覗くと
ぐっすりと眠りこんでいたゴン太が
まだ開ききらない赤い目で、ムクッと顔をあげこちらを見たのをよく覚えています。
でも、散歩の途中でヤッケを着たり、似たような面持ちの人を見ると
いつも走り出していたね、ゴン太.・†゜*°